みなさま、こんにちは。
やっと少し暖かい日が訪れてくれるようになりましたね。
この時期、酒蔵はとても忙しいのは当然なのですが、
大垣まつりの踊り子さんの踊りのお稽古が始まっています。
去年の踊り子さんのことも、皆様に見ていただこう見ていただこうと
思いつつ、こんな時期になってしまいました。
こんな時期ですが、やっぱり、子供たちの頑張りと
素晴らしい踊りをお見せしたいので、アップします。
2014年5月10日(土)試楽
5月11日(日)本楽
の二日間。晴れました。
2013年は、試楽が雨でしたので、大変でした。→☆
それでは早速、踊り子さんたちと踊りをご紹介します。
「花嫁人形」A.Uちゃん 6歳
初めてとは思えない堂々とした佇まいです。
ぜんまい人形のような振付なので、
小さなお子さんが「お人形さん?」と
お母さんに聞いている声をよく聞きました。
本当に、本当にお人形さんのようにかわいかったです。
実は二日目の朝、お着付けのひもがきつくて、
でも言えなくて、ちょっと吐いてしまったりしましたが、
二日間、立派に踊りました。頑張り屋さんです。
「かわいい魚屋さん」 Tくん 7歳
Tくんも今年初めて。
実は去年「絵日傘」を踊ったAちゃんの双子の弟。
Aちゃんが踊っているのを見て踊りたくなり、今年から踊り子に。
「かわいい魚屋さん」の曲がどうして踊りに!?と、
お母さんは驚かれたそうですが(ヨメもちょっと驚きました)、
先生が「絶対お遊戯にはしないから」とおっしゃられたそうで。
出来上がってみると、お客様の人気№1だったのでは?
手拍子や「かわいらしいねぇ」という声多数。
一緒に歌われるお客様もいらっしゃいました。
こういう踊りもいいですね。
「春のうた」 Rちゃん 7歳
Rちゃんも初めて。
お姉ちゃんが以前踊り子さんをされてたり、
学校の講座のようなところで日舞を習っているので、
初めてなのに結構難しい踊りだったと思います。
でも、華奢なのに、筋力体力がとってもあるし、
姿勢がいいので、すっきりと踊っていました。
いつもはおやんちゃ(娘もですが)なイメージのRちゃんが、
いざ着物を着て舞台に立つととってもたおやかで、優雅で素敵でした。
今年は踊らないことになりましたが、また踊るところを見たいなぁ。
「三輪の里」 A.Yちゃん 7歳
A.Yちゃんは二年目。
「かわいい魚屋さん」のTくんの双子のお姉ちゃん。
これ、二年目で踊ります!?というほど、と~っても難しい踊りでした。
しかも、画像をご覧頂けばわかりますか?綿入れの着物なのです。重いのです。
A.Yちゃんは、小柄なので、本当に大変そうでした。
歌舞伎の舞台から抜け出てきたような衣装です。「お三輪」で検索してみてください。
その上、ハプニング続出で。
試楽当日の朝というか夜中、嘔吐。若干熱もある中、
朝のお支度には何とかやってきたA.Yちゃん。
何とか着付けして朝の奉芸だけして点滴へgo。
午後もちょっぴり踊ったりしましたが、夜宮は1回だけ踊って早退。
本楽は元気に踊っていましたが、小道具の糸巻が曲者で。
夜宮最後の踊りの時に、糸車の先が取れ、舞台にごろんと落ちる。
冷静に拾ってすぽっとはめるAちゃん。
あっぱれ、と思いました。
「羽根の禿(かむろ)」 娘A 7歳
娘は今年三年目になります。やることが盛り沢山な踊りでした。
今年の小道具は羽子板。後ろから先生が差し金で羽根を出してくださるのを
嬉しそうにパンパンついていました。(実際は当てませんが)
羽根に合わせてくるりと回るのが難しかったようです。
真ん中の画像の恰好、分かりますか?三味線を弾いている格好なんです。
弾いているように見えるでしょうか?
この格好もなかなか良い形にならず、苦労しました。
とにかく、踊ることが大好きなので、いつも嬉しそうに踊っていました。
横に跳んだりする振りもあり、ちょうど山を回転させるときに飛んで、
すってーんと派手に転んでみたり、踊っている最中にかんざしが落ちたり。
いろいろありましたが、楽しかったです。
親ばかですが、とてもかわいらしい踊りで、大好きです。
「わらべ獅子」 Sくん 9歳
Sくんは四年目。すっかりベテランさんですね。
緩急のある踊りで、蝶にやさしく寄り添うところ、
足を踏み鳴らして激しく踊るところがあり、大変そうでした。
獅子のたれも、きれいに振るのが難しそうで。
実は今年娘の踊りがそんな感じで、早いところ、ゆっくりなところがあります。
お稽古が始まって、今まで言ったことなかったのですが
「難しい・・・」と初めて言いました。
Sくんのお稽古も見てきましたが、よく踊れるな、とは思っていたのですが、
やはり、テンポの速い曲は難しいようです。
本当によく踊っていたな~と思います。
しかも堂々と、威厳のある雰囲気もしっかり出ていて、
とても見ごたえのある立派な踊りでした。
「総踊り 星月夜」 全員
この踊りは、俳人「黛まどか」さん作詞の新しい曲です。
歌詞に合わせて、それぞれ見せ場があります。
歌詞は飛び飛びですが、歌詞に合わせてどうぞ。
「月の夜は~、月の夜は~」 夜なので寝てます。
「しいの実、かしの実、くぬぎの実」 実を持ってます。
「くすぐったくて」 後ろからくすぐられてます。
「月の光に抱かれながら」 お袖を抱っこしてます。
「父さんかかし、母さんかかし」
「双子のかかし、へのへのもへじ」 本当に双子ちゃん。
「ミミズク(向かって右)フクロウ(左)」
「くるくる首を回して歌う」 みんな首を回してます。
「ねんねんころり~いい夢運べ」 寝てます。
最初と同じポーズでお仕舞いです。
いかがでしたか?去年の踊り子さんたち。
次は、夜宮とオフショットをアップしたいと思います。